シンプルって、ふくらませてしぼめること
おはようございます!
最近AmazonのKindleストアで電子書籍が安くなっていて、其の中でもこれ読みたいなと思ってるんですが、
- 作者: ケン・シーガル,林信行,高橋則明
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: ハードカバー
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これで書かれていることって、とっても重要なことだと思うんです。(立ち読み程度の理解なのであしからず)
「物事ってシンプルなほどいい」っていうのは真理だなあと思っていて、だからこそアップルはあそこまで熱狂的なファンがいるほどの企業になったんじゃないかなと思っています。
つまり、極限にまで詰め込んで、かと言って必要なものは最低限残しておいて、っていうスレスレのところを妥協しないことってすごい重要な意識の持ち方だなーと思います。
なぜデザインにおける「引き算」は難しいのか? « WIRED.jp
にも書いてある通り、物事の足し算とか複雑にすることなら、いくらでも追加機能をホイホイ入れたらできるし、むしろたくさん詰め込んだほうが機能がたくさんあるからいい気がする。ESだってそうで、たくさん書いたほうが事前段階で自分のことを知ってもらえることが増える。
だけど、引き算ってすごい難しい。だって、それをすることによって漏れてしまう情報やアイデアを捨てないといけなくなるから。本当に必要なものを取捨選択して、短く詰め込まなきゃいけない。だからすごい労力がかかるし、何よりそれがダメだったときの辛さが大きくなってしまう。
自分もいつもシンプルを意識しているけど、なかなかできないです。楽な方に進みたがる悪い癖は意識的に直そうとしない限り、すぐゆるんじゃう。たぶんこれは一生変わらないかも。
平易っていう意味の『シンプル』じゃなくて、グラスひたひたに入っているお水のような、最大公約数のような感じのシンプルさを考えるためには、いつもいつも物を考える必要があるかなと思います。
タイトルの通り、バッバッバッと思いつく限りアイデアを出しまくって、そこからキュッーと集約していく。シンプルにするだけの土台がないと、詰まったシンプルさは出ないような気がします。
いいアイデアは200本ノックから生まれる――「悩まない思考法」
あのひとはなぜ「ネタ切れ」しないのか?――世界を見つめる解像度
そんなときにこんな記事がありました。
1、200個のアイデアを書き出す
2、さらに考えて、だめなら「棚上げ」する
3、生活の中で考え続ける
⇒第1段階では、つまらないアイデアもふくめて、短時間ですべて書き出します。第2段階では、空っぽになったあとにさらに考えて、だめなら棚上げします。第3段階では、生活の中で考え続けます。こういう方法論で、アイデアというものに向かっていきます。
だそう。
思いつく限りのくそアイデアを出してから、そこから繋げて繋げて、そこから補足情報をまたホツホツと手を伸ばしていく。それをまた合体させたりバラバラにしてみたり。そんなことをしてくと、いつか「これ」っていうものにたどりつくんだ、と。
要するに、シンプルって「ふくらませてしぼめる」ことなんじゃないかなあと思います。どんどん物事を大きくできることだけじゃなくて、小さくできることも必要なこと。そういうのって一長一短でできるようにはならないから、このブログを書いている時にいつも意識してやっています。そしてこれからも意識してやっていこうと思います。
■言いたいこと:シンプルって、ふくらめてしぼめさせること
見えすぎちゃってうつむいて猫背になったけど、見逃したくない瞬間はしっかり捉えてる
— ELIさん (@Eli___y) 2013年2月3日