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人生、いつだってミーハーじゃなきゃ。

「伝わりますように」vs「伝われよ」

おはようございます!

今日は久しぶりにうちから出て静岡に出てきます。

静岡って結構田舎っていうイメージがあるけど、最近はそれを覆すぐらい都会らしくなってるようです。新しいcenobaっていうデパートが増えてきて、それに呼応するかのように元あった109とかPARCOもリニューアルして…。

でも、相変わらずJRは各駅停車しかしないですけどね。

 

 

2012年にソシエタで扱った斬新な海外ソーシャル事例まとめ : ソシエタ by INFOBAHN

他店の客を奪い取れ! グァテマラ発スニーカーショップの大胆ソーシャルメディア・キャンペーン事例 : ソシエタ by INFOBAHN

 

広告って観ていると、すごいおもしろいなーっていうのがたくさんあってすっごいわくわくする。「へー、こんな見方もあったのかよ…。」みたいな、してやられた感。

とっても楽しいです。思わずはてなブックマークに入れてしまいます。

 

今回はその中でも厳選されたまとめがあったので紹介。2012年の締めにこういうのがあると嬉しいですよね。

 

この中でも紹介されている通り、今年はTwitterを使ったり、Linkedin、FacebookYouTubeといったソーシャルメディアをうまく使ったプロモーションの仕方がすごいうまいのが多かったです。繋がるというか、そこで終わってないんだよ、リアルまでつながろうねみたいな「自分の身近なものにまで続いているっていう感覚をいかに持たせられるか」っていうのがカギな気がしました。

 

その中でもこれ面白いなーっていうのが、次の紹介記事。

このアプリ、一旦他の特定のブランドの店に入ると同時にカウントダウンが始まり、そのスニーカーショップに着くのに早ければ早いほどディスカウントしてもらえるというもの。

つまり、他の店にいた客を自分の店に走らせることで客を奪い、それを端から見た人も「なんだなんだ?」ってなって、さらに人が集まる相乗効果も生み出す面白い取り組み。噂が噂を呼ぶっていうやつですかね。結果として、600人以上が参加し、ディスカウント賞品は完売したそうです。

 

差別化を図ることが今一番求められているけど、そういうやり方もあるのか…と感心させられた一例でした。

 

 

オリビエロ・トスカーニによるベネトンの広告

 

結構前の記事なんですけど、広告ということで掘り出してきました。

ベネトンってカラフルなイメージが強いんですが(持ってないのでそのくらいの知識しかない)、こんなに主張の強い広告を出してるとは思わなかった…。

 

1980年代末からのベネトンのポスターやカタログには、基本的に商品は登場せず、差別・紛争・難民・死刑制度といった問題をとりあげ、一枚の写真によって訴えているのが特徴です。人権問題をテーマにしたものが多いため、国連と共同でキャンペーンを展開しているのも多くあります。こうした広告スタイルは、ディレクターのオリビエロ・トスカーニの「広告はまやかしの幸福を描くのではなく、企業の社会的姿勢を示すものであるべきだ」という持論を具現化したものといえます。また、社長のルチアーノ・ベネトンもトスカーニの広告手法を全面的に支持し、一連のキャンペーン広告が展開されました。ベネトンでは、商品を知ってもらうには実際に店頭で手に取ってもらうのが一番で、雑誌広告やポスターであえて商品を紹介する必要性はないと考えているようです。ファッションブランドとしては後発のベネトンは、こうしたラディカルな広告表現によって注目されるようになり、1990年代に独自のブランドイメージを確立していきました。

 

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ベネトンの商品は一切登場せず、社会の現状を訴えるものばかり、そしてどれも言葉で言わなくても伝わるくらい主張の強いものたち。

「こういう状況があるんだ、それを知れ!」張りの強さ。

「伝わりますように」というか「こんだけわかりやすく見せてるんだから伝われよ」みたいな。

 

完全に上のやつとは逆の方向の広告だと思います。これを見て何が変わるかはあんまりわかんないんだけど、でもみなかった前の自分とは変わったことは確か。

 

 

「伝わりますように」vs「伝われよ」

どっちがいいかとかはわかんないんだけど、どっちが好きかという基準だったら前者かなあ。一歩通行で終わらない感じが好きだ。でも、この「伝わりますように」はただ祈ってるだけじゃなくて、それに対するいろんなアプローチを練った上で行なっているということを忘れちゃいけないなーと思う。